基礎からきちんと
書道を始めるなら、最初は書道教室などできちんと習い始めるのが良いと思われます。何事もそうですが、書道においても、基礎がとても重要です。最初に我流の癖がつくと、それを治すのはなかなか困難です。筆跡で鑑定が行われるように、文字は各人によって特徴があります。この特徴は文字を書くときの自分の癖から生まれるものです。そしてこの癖が文字の美しさに影響するのです。
先にも述べたとおり、書道を続けても、誰もがお手本と同じ字を書くようになるわけではありません。むしろ、書道を続けることによって、自分を表現できる個性的な字を書けるようになります。そしてその字は個性的でありながら美しい字であるのです。書道は美しい字を書きながら自分を表現するものです。書は人を現すといいましたが、それは書道を極めれば極めるほど、より明らかになります。そのような美しい字を書くために重要なことが基礎なのです。
例えば、野球のピッチャーの投球フォームは人それぞれに違います。それは体格の違い、筋肉の強さの違いなど、様々な要素がフォームに影響するからです。しかし、下半身を鍛え、弓のようにしなる上半身の柔軟性を持ち、力をボールに伝え、キャッチャーの位置を確かめつつ投げるという、投球フォームの基礎は、どのような人でも変わりません。
書道も同じです。まずはお手本の通りに書くこと、そこから練習は始まります。そのためにどのような姿勢を保つべきか。またどのように集中力を持続するのか、そうしたことは書道の基礎にあたることですが、このようなことは書道教室に通うほうが、自分ひとりで練習するよりもずっと早く正しく会得することができるでしょう。
字を書くことは家でも自由にできます。それは歌の練習をすることにも似ています。歌もまたどこででも歌うことができますが、自宅やカラオケで、我流で歌っていてもなかなか歌はうまくなりません。歌を歌うための基礎的な力が必要なのです。書道においても基礎的な力を養うためには書道教室に通うのが一番です。
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書道を続けることで職業にしようと考える方も少なくないはずです。先行きが不透明な現在の日本の状況の中では、自分の技能で生活の糧を得られるようになるのはとても心強いものです。書道を続けることで技能と権威を身につければ、ずっと生活に困らず、生きていける可能性も生まれるでしょう。そして書の世界で食べていくのに、最もアーティスティックな生き方が書家になるという生き方です。 書家は、文字どおり、画家と同じく、書を書いて、生活する人です。皆さんもテレビなどによく出演する書家などをご存知の
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